台風19号により最大180センチの冠水被害のあった栃木県足利市の観光施設「あしかがフラワーパーク」で2日、毎冬恒例のイルミネーションが始まった。月ごとにテーマや演出を変えながら来年2月6日まで続く。
当初は10月26日からの開催予定だったが、9万4000平方メートルの園内全域が冠水し開催を延期していた。水が引いた同月14日以降、従業員ら約200人が花や樹木に付着した泥の除去や消毒、植え替えなどを行い同月20日には営業再開。その後も水没した大量のイルミネーション器具を1個ずつとりかえるなど修復を手作業で続け、昨年並みの約450万球のイルミネーション点灯にこぎ着けた。
県の天然記念物に指定されている同園名物の大藤も幹が水につかったが大きな被害はなかったといい、11月中旬以降は約40万球で60畳を超える大きさの大藤を照らすイルミネーションも追加される。
早川公一郎社長(38)は「被災し大変な思いをしている人もいる中で、イルミネーションを見た人が温かい気持ちになり、希望の光になれるようにしていきたい」と話した。【写真・文 宮間俊樹】