首里城火災の影響を最小限に 沖縄の観光・旅行業者ら緊急会議

正殿など7棟が全半焼した首里城(那覇市)の火災による観光への影響を最小限にとどめようと、沖縄県豊見城市で1日、県内の観光・旅行業者らが緊急会合を開き、首里城に代わるコースの提案など協力して観光客の誘致に取り組む方針を確認した。参加者からは「主要な建物が焼けたが、首里城公園内には他にも見どころがある。積極的に紹介すべきだ」との意見も出た。
34の団体や企業などでつくる「沖縄ツーリズム産業団体協議会」が会合を開いた。これから修学旅行シーズンを迎え、来年3月までに計801校の約17万人が沖縄を訪れることや、その8割以上が首里城を行程に組み込んでいるとみられることなどが報告された。
旅行業者やホテル業界から「キャンセルはほとんどなく、むしろ励ましの声が寄せられている」「逆に首里城公園に行ってみたいという声も聞く。守礼門などは健在で、積極的に紹介すれば興味を持ってもらえるはずだ」などの報告や意見が出た。
沖縄観光コンベンションビューローの下地芳郎会長は「沖縄の観光はこれまでも厳しい時に力を合わせて乗り切った。首里城以外の地域の魅力も発信し、受け入れの強化を図りたい」と述べた。
【遠藤孝康】