首里城火災 電気系統の異常や不審者情報なし、業者も発火物持ち込まず

那覇市の世界遺産、首里城跡に復元された首里城正殿がほぼ全焼した火災で、火元とみられる正殿内では、漏電など電気系統のトラブルが過去確認されていなかったことが2日、首里城を管理する一般社団法人「沖縄美ら島財団」への取材で分かった。
財団によると、これまでに不審者情報もなかった。沖縄県警は現場の実況見分や、正殿内に設置されていた防犯カメラの映像解析を進め、火災原因の特定を急ぐ。
火災は10月31日未明、首里城正殿内から出火したとみられ、木造の正殿とコンクリート造りの北殿や南殿など計7棟を焼損した。
財団によると、正殿内でこれまで漏電は確認されておらず、付近では同日午前1時ごろまでイベント業者などが作業していたが、発火物は持ち込んでいなかった。業者は作業終了後、屋外照明などに用いるブレーカーも切断していた。同財団は「(イベント関係での出火は)考えづらい」としている。