千葉県市川市の村越祐民市長が自身と副市長の公用車として米電気自動車メーカー「テスラ」の高級車を導入し、議会などから批判が出ている問題で、村越市長は4日、導入済みの1台のリース契約を解除すると市議会側に伝えた。テスラ車の公用車使用を事実上断念した。
市議会の与野党会派が2日、市長に解約を求める申し入れ書を提出していた。市長はこれまで、リース代の値上がり分を自身の給料から差し引く条例案を9月議会に提出するとしていたが、リース契約を解除するため取りやめる。市議会の中山幸紀議長は「多数の市民が反対している中、条例案を取りやめたことは良かった」と話した。