東京五輪の大会組織委員会は2日、札幌市でボランティア応募者を集めた研修会が始まった。約280人の参加者からは、1日に札幌移転が決定したマラソン・競歩を歓迎し、担当を希望する声が上がっていた。研修は3日もあり、2日間で計500人が受講する。
参加者は3人1組のグループに分かれてクイズやレクリエーションに挑戦して親睦を深め、座学では五輪・パラリンピックの歴史や競技概要を学んだ。
札幌市の久保田幸子さん(71)は、9月に札幌ドームで試合があったラグビー・ワールドカップ(W杯)でもボランティアとして関わった。「グローバル化した今、世界の人と交流を持つことが重要だと感じている」と話し、「マラソンと競歩の開催が決まって本当にうれしい」と突然の移転を喜んだ。
バスケットボール男子Bリーグ1部・レバンガ北海道の試合でボランティアをした経験がある稚内市の高校生、広瀬文奈さん(17)は移転について「選手の命に関わることなので、札幌の開催は良かったと思う」と評価。「選手と観客、みんなが快適でいられる五輪にできたら」と意気込んだ。
組織委によると、大会ボランティアには国内外から約20万人の応募があった。すでにオリエンテーションなどを開催しており、ボランティアは約8万人に絞られた。研修は全国11都道府県13会場で開かれ、来年3月に割り当てられる開催地と担当が決まる。【土谷純一】