若手落語家の登竜門として知られる「NHK新人落語大賞」の本選が行われ、「ふぐ鍋」を演じた桂華紋(かもん)さん(32)が優勝した。華紋さんは大阪市出身で2010年、桂文華さんに入門。初の本選出場で大賞に輝き、「師匠に一番値打ちのある賞やと言われていたのでうれしい」と喜びを語った。
本選は先月21日、NHK大阪ホール(大阪市中央区)で開かれた。くじ引きの結果、コンテストで不利とされるトップの出番で出場した華紋さんだったが、間を効果的に用いた堂々たる高座で、桂文珍さんら5人の審査員のうち4人から10点満点の評価を受けた。華紋さんは「一番手で他の人に左右されず、逆によかった」と振り返った。
同賞は東西の若手落語家で競う。今年の本選には華紋さんのほか、立川こはる、古今亭志ん吉、柳亭市弥(以上東京)、露の紫、笑福亭笑利(しょうり)(以上上方)の各氏が出場した。上方勢の優勝は2年連続。【山田夢留】