小泉進次郎はタカラジェンヌ、滝沢クリステルは小澤征悦… ビッグカップルの恋愛遍歴

プライベートをひた隠しにしてきた自民党の「プリンス」だが、小泉進次郎氏(38)に浮いた噂がなかったわけではない。
野球部員として白球を追いかけていた高校時代、同じ部の女性マネージャーと3年間付き合っていたという話に始まり、父親の私設秘書だった頃に地元・横須賀のバー経営者と交際していたと報じられたことも。なかでも話題になったのは、週刊文春が2015年に報じた「復興庁の女」だろう。
復興庁関係者によると、
「当時、進次郎さんは復興大臣政務官で、ホテルでの密会が報じられた相手は政務官室付きの女性職員でした。彼女はスラリとした体形で丸顔の健康的な美人。まさか進次郎さんと親密な関係にあったとは思いませんでしたよ。週刊文春が発売される直前に海外に留学したので、一部では進次郎さんサイドが金を出して海外に逃がしたなんて噂も持ち上がりました。ただ、庁内では、“進次郎にソデにされた彼女が情報を漏らしたのでは?”と囁かれていましたね」
滝川クリステル(41)との結婚が明かされるまで、彼との関係が取り沙汰されたのはいずれも「一般人」の女性ばかりだった。唯一の例外は、17年に週刊新潮が報じた元タカラジェンヌとの会食だ。
都内のホテルで進次郎氏とランチを共にしたのは、宝塚歌劇団「月組」の元トップスター・龍真咲。大の宝塚ファンで知られる赤枝恒雄元代議士が同席しており、大物カップルのデート現場ではなかったのだが、
「ヅカファン(宝塚ファン)の間でも、“進次郎さんなら釣り合ってる”“ふたりの雰囲気が素敵”などと、かなり話題になりました。龍が今年5月で芸能活動を休止すると発表した時も、“進次郎さんと結婚するのでは?”という声が上がったほどです」(芸能記者)
実は、進次郎氏と宝塚女優の「密会」はこれが初めてではなかった。永田町関係者が明かすには、
「進次郎は小泉事務所の私設秘書になる前、米・ワシントンにあるシンクタンク“CSIS”で研究員をしていた。その頃、彼は知人からディナーに誘われたのですが、同席したのは訪米中だった有名タカラジェンヌで、彼女と話に花を咲かせていたそうです。食事の後、ふたりだけで夜の街に消えていきましたが、まぁ、彼もまだ20代半ばでしたからね」
政界のプリンスと宝塚女優。このカップリングも悪くなかったかも。
一方、今回の結婚会見を観ながら、こんな疑問を抱いた向きも少なくなかろう。
「あれ? 滝クリってあの俳優といつ破局したの?」
確かに、滝クリの「恋人」と聞いて思い浮かべるのは、10年前に交際を報じられた小澤征悦。
実際、彼とのつかず離れずの関係について、彼女はたびたび直撃取材に応じてきた。ふたりを知る芸能関係者によれば、
「あれだけ恋愛にオープンな性格のクリステルが、進次郎さんとの関係を1年以上も隠し通すなんて正直、意外でしたね。征悦と付き合っていた頃は周囲に隠そうともせず、よく連れ立って出かけていましたから」
そのせいで写真誌の誌面を賑わせてきたわけだが、
「少なくとも数年前まで、クリステルと征悦が結婚を前提に付き合っていたのは間違いありません。征悦が彼女にプロポーズするという話も耳にしました。ただ、小澤家の問題がクリアできなかったようですね」(同)
元総理大臣の息子と結ばれた滝クリだが、元カレの父親も世界的な指揮者・小澤征爾である。
「要は“2世好き”なんですよ。彼女は影響力のある相手を振り向かせるしたたかさがあって、そのお蔭でわらしべ長者のように出世していった。ただ、本人は本当に親しい知人にも自分のこれまでの人生については明かさない。結局はイメージだけを売り物にしている人でしょう。そういうところが小澤家にふさわしくない、として、小澤家から反対されていたんです。それこそ、征悦が以前に付き合っていた女優の杏は読書家だし、小澤家に好かれていました。そうした事情で征悦がクリステルとの結婚に踏み切れないでいるうちに、彼女にフラれてしまったのだと思います」(同)
そんな彼女が小泉家にふさわしいかどうかは、まだ分からないけれど。
「デキ婚じゃないよ。『授かり婚』だからね」
本来は「おめでたい」ばかりである“プリンス”の結婚について、自民党サイドが唯一気にしていたのが、既に滝川が“ご懐妊”であったこと。実際、萩生田光一・幹事長代行は上のようにメディア関係者に述べ、ダメージコントロールを図っていたのである。
他方、コトとなってしまったのは滝川の場合だ。彼女はキリンビールや頭痛薬「バファリン」など3本のCMに出演していたが、
「妊娠中は、ビールはNGで薬の服用もすすめられない。そのため、キリンビールは既にCMを差し替え、バファリンの『ライオン』も対応中です」
と言うのは、さる広告代理店関係者。
「結婚や妊娠など、CM契約中に自分のステータスが大きく変わる可能性がある場合は早めにクライアントに伝えるのが常識ですが、両社ともに発表まで知らなかったとか。『おめでとう』ムードに流されていますが、今回の滝クリの行為は業界的にはアウト、ですね」
滝川は日本人の母・美緒子さんとフランス人の父との間に生まれた「滝川家」の長女。母は1970年代にパリのソルボンヌ大学に留学し、そこで父と出会ったとか。本人もフランス生まれで3歳まで住むなど、彼の国の文化の影響を受けたからだろうか、さる芸能ライターによれば、
「かつて出したエッセイ集の中では“まず恋愛ありき”“恋愛をし続ける限り、女性は一生「女」でい続けられる”“世間体で生きない”“ゴシップは気にしない”など、自身の哲学を語っています」
というから、憧れはパリジェンヌ。物事の順番やスジの通し方は二の次、といった印象だが、とまれ、クライアントに対して「お・も・て・な・し」の精神が無かったのは事実である。
「週刊新潮」2019年8月29日号 掲載