巨大「メガたま駅長」が登場 第13回貴志川線祭り

赤字が続く和歌山電鉄貴志川線を盛り上げる「第13回貴志川線祭り」が3日、和歌山市伊太祈曽(いだきそ)の伊太祈曽駅などで開かれた。家族連れなど約3000人が来場、たま駅長の巨大人形が寄贈された。
同線の存続運動に取り組む沿線住民でつくる「貴志川線の未来をつくる会」が主催した。
主会場の伊太祁曽神社のステージ上では、同会の木村幹生代表のあいさつに続き、和歌山東南ロータリークラブ(谷口拓会長)が案内看板2枚を寄贈。伊太祈曽駅が国登録有形文化財になった記念で、駅改札口やトイレの近くに設置された。
続いて、東京都台東区を拠点に活動を続ける猫人形作家の佐藤法雪さんが羊毛フェルトで制作した「メガたま駅長」(高さ165センチ、幅150センチ)を寄贈。披露された「たま駅長」の大きさに、会場では大きな拍手が起きた。メガたま駅長と記念撮影した紀の川市立池田小2年の吉田晴紀さん(7)と保育園児の智也ちゃん(6)の兄弟は「大き過ぎる。これならライオンに勝てるかも」と話した。
同線は年間5億円の経常赤字を出した2006年に両備グループ(岡山市)が経営を引き継ぎ、16年に黒字化を果たして「奇跡」と評された。しかし、その後は、昨年9月の台風21号による被害やインバウンド客の減少などで苦しい経営状態が続いている。【山本芳博】