海外観光客の人気が高いリゾート地として知られる北海道倶知安町が1日から宿泊税を導入した。宿泊料金の一律2%を利用客から徴収。宿泊税は東京都と大阪府、京都市、金沢市に続き5例目だが、町によると、料金に応じて税率が変動しない「定率」は全国初という。
倶知安は世界有数のパウダースノーを求めて観光客が増え続けており、2018年度の外国人宿泊者は延べ約46万人。観光客やリゾートホテルの増加に伴い、町内のインフラ整備や人材育成に必要な収入を確保するため、昨年12月の町議会で税の導入を決定した。
町内にはリビングやキッチンを備え、長期滞在可能なコンドミニアム型ホテルが多く営業している。宿泊税は1人あたりの宿泊料金を基に計算するのが原則だが、1棟貸しのコンドミニアム型は宿泊者の出入りがあるため人数の把握が難しく、1棟あたりの料金から算出する。町税務課によると、今年度の税収は約2億円、来年度以降は4億円前後を見込む。
一方、町税務課によると、町内520宿泊施設のうち税徴収に必要な登録作業が済んだのは10月末時点で407施設。観光客が増える冬季のみ営業するホテルがあり、税導入の説明を済ませていない施設もあるという。
道内では札幌市やニセコ町も宿泊税の導入を検討している。【土谷純一】