浸水新幹線、120両廃車…損失額は148億円

JR東日本は6日、台風19号による大雨の影響で浸水した北陸新幹線8編成96車両を、全て廃車にすると発表した。JR西日本も2編成24車両を廃車にする。両社は2020年3月期連結決算で、計約148億円の損失を計上する見通し。
JR東の深沢祐二社長は6日の記者会見で「新しく作る方が安定性、安全性を考えると適切と考えた」と述べた。車両下部の電気配線の内部に浸水したため、修理は難しいと判断した。JR東の損失額は約118億円。今後は新たに車両を作るほか、上越新幹線用に建造した車両を投入して対応する。
本数を減らしている北陸新幹線のダイヤは、東京―金沢間の直通運転を11月末に、東京―長野間を含めた全体を20年3月末までに、それぞれ正常化させることを目指す。
JR西も浸水した2編成24車両について、今後の利用はできないと判断し、近く廃車の手続きを進める。損失額は30億円と見積もっている。
北陸新幹線の車両は、全30編成のうち長野新幹線車両センター(長野市)にあった計10編成120車両が水につかった。