「ONO」消しゴム…トンボ鉛筆の商品まねて、無断作製

兵庫県小野市の市観光協会が、イベントの記念品として、大手文具メーカー「トンボ鉛筆」(東京)の商品「MONO消しゴム」を模倣した「ONO消しゴム」を無断で作っていたことがわかった。外部からの指摘で判明し、予定していた配布と販売を取りやめた。
同協会によると、協会は8月、「MONO」ブランドにあやかって市をPRしようと、パロディー版を企画。製造を打診した大阪府の業者に対し、トンボ鉛筆の許可を得るよう依頼したところ、業者から「『MONO』の字体やケースの色を変えれば問題ない」と回答があり、計1000個の製造を約13万円で発注した。
納入後の10月、外部から指摘があり、業者が許可をとっていなかったことが判明した。業者は「以前に同様の商品を扱ったことがあり、その際のルールのままで製造可能と思い込み、トンボ鉛筆の大阪店に口頭で伝えた。ルールが変わったのは知らなかった」と説明。代金13万円を協会に返還した。
協会は小野市の補助金などで運営。事務局を務める市の担当者は「詰めが甘かった」としている。
MONO消しゴムのストライプ柄は、2017年に日本で初めて色彩の商標登録が認められた。