韓国の暴走が止まらない!「米韓同盟解消・朝鮮半島赤化統一」に現実味… 識者「韓国の『反日』政権が続けば5~10年で在韓米軍は撤退する」

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権の暴走が止まらない。米国の警告を無視して、日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄を決定しただけでなく、在韓米軍基地の一部早期返還を要求したのだ。文大統領は、最側近で南北統一派の中心人物である、チョ国(チョ・グク)前大統領府民情首席秘書官を、スキャンダルと関係なく法相に任命する方針という。ドナルド・トランプ米大統領も公然と、文氏を「信用できない人物」と罵倒しており、「米韓同盟解消-朝鮮半島の赤化統一」が現実味を帯びてきた。激変する東アジア情勢を受け、日本は防衛体制をどう整備すべきなのか。防衛・安全保障のエキスパートに聞いた。◇ 《GSOMIA破棄の後遺症、これ以上の状況悪化は防がなくては》 中央日報(日本語版)は8月28日、こんな見出しの社説を掲載した。 GSOMIAは、日米韓の安全保障の基盤であり、韓国による破棄について、同紙は「アチソン・ライン」というキーワードを記して、「在韓米軍撤収を含む、北東アジア安保戦略の大幅な修正を米国が検討しないという保証はない」と懸念を示した。 アチソン・ラインとは、1950年に当時のディーン・アチソン米国務長官が「共産主義を封じ込めるため」に考案した防衛線だ。宗谷海峡から日本海を経て、対馬海峡、台湾東部、フィリピンへと抜ける海上に設定した。朝鮮半島は当初、ラインの外側にあった。 朝鮮戦争を経て、防衛ラインは対馬海峡ではなく、朝鮮半島の中央(38度線)に敷かれた。自由主義国・韓国は米国の防衛対象国となってきた。 だが、GSOMIA破棄決定で、東アジア情勢は激変しそうだ。 文氏が「光復節」(8月15日)の演説で「平和経済を構築し、南北統一によって独立を完成する」と語ったように、統一朝鮮ができれば米国の防衛ラインは後退し、対馬海峡まで南下する可能性が高いのだ。 日本は直接、「赤化朝鮮」と対峙(たいじ)しなければならない。自国の外交・安全保障政策を根本から見直す必要が出てくる。 東京国際大学教授で、日本防衛学会の村井友秀会長は「朝鮮半島は、その歴史のほとんどで中国の支配下にあり、密接不離の関係だった。在韓米軍は、このまま韓国の『反日』政権が続けば5~10年で撤退するだろう。文氏の世界観では、(中華思想の)『中華』『小中華』『異民族』の順番で世の中を見ている。むしろ、赤化朝鮮は中国の勢力下の『小中華』になるのを誇らしく思うだろう」と分析する。
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権の暴走が止まらない。米国の警告を無視して、日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄を決定しただけでなく、在韓米軍基地の一部早期返還を要求したのだ。文大統領は、最側近で南北統一派の中心人物である、チョ国(チョ・グク)前大統領府民情首席秘書官を、スキャンダルと関係なく法相に任命する方針という。ドナルド・トランプ米大統領も公然と、文氏を「信用できない人物」と罵倒しており、「米韓同盟解消-朝鮮半島の赤化統一」が現実味を帯びてきた。激変する東アジア情勢を受け、日本は防衛体制をどう整備すべきなのか。防衛・安全保障のエキスパートに聞いた。

《GSOMIA破棄の後遺症、これ以上の状況悪化は防がなくては》
中央日報(日本語版)は8月28日、こんな見出しの社説を掲載した。
GSOMIAは、日米韓の安全保障の基盤であり、韓国による破棄について、同紙は「アチソン・ライン」というキーワードを記して、「在韓米軍撤収を含む、北東アジア安保戦略の大幅な修正を米国が検討しないという保証はない」と懸念を示した。
アチソン・ラインとは、1950年に当時のディーン・アチソン米国務長官が「共産主義を封じ込めるため」に考案した防衛線だ。宗谷海峡から日本海を経て、対馬海峡、台湾東部、フィリピンへと抜ける海上に設定した。朝鮮半島は当初、ラインの外側にあった。
朝鮮戦争を経て、防衛ラインは対馬海峡ではなく、朝鮮半島の中央(38度線)に敷かれた。自由主義国・韓国は米国の防衛対象国となってきた。
だが、GSOMIA破棄決定で、東アジア情勢は激変しそうだ。
文氏が「光復節」(8月15日)の演説で「平和経済を構築し、南北統一によって独立を完成する」と語ったように、統一朝鮮ができれば米国の防衛ラインは後退し、対馬海峡まで南下する可能性が高いのだ。
日本は直接、「赤化朝鮮」と対峙(たいじ)しなければならない。自国の外交・安全保障政策を根本から見直す必要が出てくる。
東京国際大学教授で、日本防衛学会の村井友秀会長は「朝鮮半島は、その歴史のほとんどで中国の支配下にあり、密接不離の関係だった。在韓米軍は、このまま韓国の『反日』政権が続けば5~10年で撤退するだろう。文氏の世界観では、(中華思想の)『中華』『小中華』『異民族』の順番で世の中を見ている。むしろ、赤化朝鮮は中国の勢力下の『小中華』になるのを誇らしく思うだろう」と分析する。