高価なものもある観賞用のニシキゴイ。新潟県の養殖場でおよそ1000匹が死んでいるのが見つかった。いけすの水が一晩のうちに全てなくなっていたが、何者かが人為的に水を抜いた可能性が出てきている。
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いけすに置かれた青いバケツ。中に入っていたのは、高級観賞魚として名高いニシキゴイの死骸だった。隣のポリ袋にも大量の死骸がぎゅうぎゅう詰め。1000匹が死に、その被害額は2500万円にのぼるという。
ニシキゴイの大量死が起きたのは、新潟県長岡市の養鯉場。事の発端は、6日早朝、従業員がいけすに行った時に目撃した異変だった。
従業員「水が全く1cmもないような、いけすが全部空っぽの状態だった。(Q:コイの様子は?)全く動いてないような、ぴくりとも動かないような状態で」
いけすの水が空になっていて、大切に育てていた2500匹にも及ぶニシキゴイがいけすの底で横たわっていた。
従業員「たぶん3時間ぐらいかけて水がなくなったと思う。もう本当に15秒くらいはぼう然として立ちすくんでいました」
従業員は、すぐに水を補給したが、およそ1000匹が酸欠で死んだという。
前日の午後4時半頃には、いっぱいだったといういけすの水。こつぜんとなくなっていた理由は…。
従業員によると、いけすの水を排出するパイプが何者かの手によって抜かれていて、中の水がほぼ全てなくなっていたという。
従業員「震災の時、池が割れて水が全部出てしまって、池の底でみんなコイが死んでるような、ああいう状態と全く同じだったんで」
2004年の新潟県中越地震では、旧山古志村で盛んだったニシキゴイの養鯉場が壊滅的な被害を受けたが、村の人々らの必死の救出により2000匹以上が助け出された。
その失意のどん底から15年、ニシキゴイの養殖は復活し、品評会では、海外からのバイヤーを始め、多くの愛好家が長岡市を訪れている。
そんな中、起きてしまったニシキゴイの大量死。養鯉場は施錠されていなかったが、前日、二重サッシを全て閉めたにもかかわらず、発見時は、内側のサッシだけが開いていたという。