2027年度にプライマリーバランス(基礎的財政収支)が黒字化するとの政府の中長期試算に疑問を投げ掛ける声が相次ぎました。
財政制度分科会・増田寛也会長代理:「高い成長が実現されても2040年にかけてPBの改善はなかなか進まない。きちんとした堅実な経済前提に立って考えていかないといけない」
財政健全化を話し合う財務省の有識者会議は6日、先月末に民間の専門家らが発表した将来の財政見通しについて議論しました。政府の中長期試算では2026年度にプライマリーバランスが均衡し、2028年度には黒字額が対名目GDP(国内総生産)比で0.5%まで改善する見込みとなっていますが、民間の試算では政府試算と同じペースで経済が成長しても2028年度に1.9%の赤字となる結果が出ています。この違いは歳出の増え方をどのように想定するかによるもので、会議ではこうした堅実なデータに基づいて議論をし、今後どんな改革が必要か検討していくということです。