「ばか野郎」 川越市議、先輩市議からパワハラと訴え 再発防止求め請求書提出

埼玉県川越市議会自民党市議団の市議が先輩市議からパワハラを受けたとして、再発防止を求める措置請求書を同市議会の三上喜久蔵議長あてに提出したことが6日、判明した。市議会は対応を協議する。
請求書を提出したのは1期目で弁護士の川目武彦市議(41)。請求書によると、10月23~25日に岡山、広島両県で予定されていた川越地区消防組合の視察旅行を前に、参加を予定していた同市議団の吉敷(きしき)賢一郎市議(50)=2期目=に「市内が台風19号で被災しているのに控えるべきでは」などと再考を促すメールを出した。
吉敷市議は予定通り視察に参加。川目市議はその後、同市議団の四国視察旅行(10月30日~11月1日)の懇親会の席で、吉敷市議から「一方的に命令しやがって。余計なお世話なんだよ」「おまえなんか(会派から)出て行けよ。ばか野郎」などと怒鳴られた。川目市議が「これはパワハラですよ」と指摘すると、「どこがパワハラなんだ」と、さらに罵倒されたとしている。
川目市議は「ハラスメントを防止する立場として声を上げる必要があると判断した」と話した。吉敷市議は「あくまでも同僚議員としてアドバイスをしただけで、パワハラとは思っていない」と説明している。
同市議会では昨年11月、市議による女性職員へのハラスメント行為が明らかになり、市議会は今年3月、ハラスメントを行った市議を実名公表するハラスメント根絶条例を制定した。【仲村隆】