豊橋鉄道(愛知県豊橋市)は、路面電車でおでん鍋やお酒を楽しむ「おでんしゃ」の試乗会を行った。参加者たちは車窓からの風景を眺めながらおでんを味わった。
同社では1993年、夏場に路面電車でビールを飲める「ビール電車」を開始。おでんしゃはビール電車を参考に2007年に営業を始めた。今冬は8日から年末年始を除いて20年2月24日まで計149便を走らせる予定で、乗客数は累計4万人に達する見通し。
おでんしゃは、車内中央に長テーブルを置き、地元メーカーの具材が入った鍋を用意。鍋は糸を引き抜くと熱せられ、熱々のおでんを食べられる。飲み物はビールが飲み放題で、日本酒も木製の升とともにカップ酒が1本提供される。
名鉄・JR豊橋駅近くの駅前停留所と運動公園前停留所の往復9.4キロを1時間20分かけて走る。水曜と土日祝日は昼と夜の2便、その他の平日は夜の1便で、完全予約制。年内の便はほぼ予約で埋まっているという。
同社の伊藤正雄社長は「豊橋の冬の風物詩となった。今年はこれまで暖かかったが、ようやく季節がおでんしゃに追い付いた」と笑顔で話し、多くの利用を呼び掛けている。