米岩国基地の海兵隊規則違反 把握も説明なし 防衛省中国四国防衛局

米海兵隊岩国基地(岩国市)所属の戦闘機部隊で、飛行中の手放しの操縦や読書など重大事故につながりかねない規律違反が常態化していた問題について、防衛省中国四国防衛局は先月に県や岩国市などに昨年12月の高知県沖の海兵隊機墜落事故原因を報告した段階で、規律違反を把握していたことが分かった。「(事故の原因に)直接結びつける形になっていなかったため」と釈明している。
規律違反は、高知県沖事故の調査報告書に盛り込まれ、海兵隊ホームページにも掲載されていた。報告書は英文で膨大なページ数に及んでいたが、地元に対しては、事故原因の報告前後に調査報告書の存在を知らせただけだった。地元に説明しなかった理由について、防衛局は毎日新聞の取材に「事故の背景として記述されており、空中接触の原因に直接結びつける形になっていないことから、詳細な説明をしなかった」と回答した。 【祝部幹雄】