コメの作柄 佐賀が全国ワースト1位 大分は2位 台風やトビイロウンカ被害で

九州農政局は沖縄を除く九州各県の今年の水稲作付面積と予想収穫量を発表した。9月22~23日に九州北部を暴風域で覆った台風17号やトビイロウンカなどによる被害で各県の予想収穫量は軒並み低迷し、九州7県で68万2300トン。作況指数は87で作柄は「不良」となった。7県の主食用作付面積は農家の高齢化などで前年比1000ヘクタール減の15万5100ヘクタールとなる見込み。
平年収量に対する予想収量の比率・作況指数では、佐賀は全国ワースト1の63で、大分はワースト2の85。福岡は高知と並んでワースト3の91となり、熊本、長崎、宮崎、鹿児島は愛媛、沖縄、山口と並ぶワースト5の94となった。農政局は12月上旬に発表する確定収穫量にも大きな変化はないとみている。
各県の予想収穫量・作況指数は、福岡15万7000トン・91▽佐賀7万7700トン・63▽長崎5万1600トン・94▽熊本15万6300トン・94▽大分8万8700トン・85▽宮崎6万7900トン・94▽鹿児島8万3100トン・94。ただ、北海道や東北など東日本の水稲栽培は好調で、作況指数は全国的には平年並みの99。農政局は「米の値段が上がるなど消費者への影響はないとみられる。しかし、九州の農家によっては収入減となる恐れはあるだろう」とみている。【山本泰久】