5日午前11時40分頃、横浜市神奈川区の京急線神奈川新町―仲木戸駅間の踏切で、青砥発三崎口行きの快特列車(8両編成)とトラックが衝突、前方の車両が脱線して大きく傾いた。横浜市消防局によると、乗客とトラックの運転手ら少なくとも30人以上がけがを負い、運転手とみられる男性(67)が死亡。このほか乗客1人が重傷を負った。
神奈川県警神奈川署によると、列車は右側から線路内に進入してきたトラックと衝突し、先頭から3両が脱線した。列車の男性運転士は軽傷で、同署が当時の状況を聞いている。
現場は神奈川新町駅近く。京急電鉄によると、列車は京急川崎駅を出て横浜駅に向かう途中、神奈川新町駅を通過した直後にトラックと衝突した。衝突により、黒煙や炎が上がった。同署と同社が詳細を調べている。
京急線は京急川崎―上大岡駅間で上下線とも運行を見合わせ、折り返し運転を実施。国土交通省は、運輸安全委員会が原因調査を行う鉄道事故と認定する方向で、同委員会も複数の事故調査官を現場に派遣する。