10月25日に第4次安倍再改造内閣の新閣僚らの保有資産が公開された。注目を集めたのが、小泉進次郎環境相(38)の妻、滝川クリステル(42)の資産。
「閣僚自身や配偶者の資産を公開することになっていますが、公開義務があるのは、土地、建物の所有を目的とする地上権、または土地の賃借権などのほか、普通預金・当座預金以外の定期預金などの預貯金、有価証券(株券の場合、株式の銘柄と株数も)、100万円を超える取得額の自動車や船舶、航空機、および美術工芸品等、ゴルフ会員権、そして、貸付金、借入金です。普通預金は含まれないので、滝川さんの総資産は4~5億円にも達するのではないかと言われています」(政府関係者)
滝川は2000年にフジテレビの関連会社、共同テレビにアナウンサーとして入社。キャスターとして人気を集めたのち、2008年にフリーに転身。キャスターとしてだけでなく、ラジオのパーソナリティ、テレビCM、雑誌の連載、東京オリンピックの誘致活動等々、活動の幅を広げ、一説には年収は1億円にも達するといわれている。
これが事実であれば、フリー転向から現在までの11年間の収入の累計は単純計算で11億円。税金の処理方法によるが、個人として納税した場合、半分近くが税金で取られる。しかし、年収数千万円以上の高所得であれば、なんらかの節税策は取っているはず。派手な暮らしをしていない限り、総資産5億円といわれても何らおかしくないだろう。
その堅実さは公開された資産にも現れている。ファイナンシャルプランナーの飯村久美さんに滝クリの資産を診断してもらった。公開されている資産は次の通り。
【小泉(滝川)クリステル】
・有価証券
国債 1億5000万円
公社債 1399万円
証券投資信託及び貸付信託等 802万円
その他 1億1800万円
合計 2億9001万円。
■日本国債にリスクはないのか?
「億単位の資産を所有する方は守りながら資産を増やしていきたいという方が多いですが、滝川さんの場合、約3億円のうち半分が日本国債で占めているので、かなり堅実だと思います。今、マイナス金利の影響で日本国債の金利は低いですが、それでも、大口定期に預けるよりはまだ金利がつきます。
個人向け国債は10年債(変動金利)のほか、3年債、5年債(ともに固定金利)があります。現在はいずれも最低利率の0.05%になっており、滝川さんのケースだと、年の金利収入は7万5000円(税引き前)ほどです。また、金融機関によっては、国債の購入金額に応じて現金をキャッシュバックするキャンぺーン(2019年11月募集の「変動10年債」の例だと還元率0.4%等)をやっています。滝川さんの場合、60万円ほどキャッシュバックが受けられます」
元本は割りたくない。しかし、普通預金だとほとんど金利がつかない上に、一口座に対して1000万円までしかペイオフ(預け入れ先の金融機関が破綻した際に、元本1000万円とその利息分が保証される制度)が適用されないため、より安全で有利な方法を選択していると飯村さんは分析。
「さらに、1年以上保有し、過去2回分の利子相当額(税引き前)×約0.8%を返還すれば解約できて、新たに国債を買うことができるので、1年ごとにキャッシュバックを受けることもできます。これが目的で国債を所有する人も少なくありません」
安心安全の日本国債ということだが、リスクはないのか。
「日本が潰れない限りは問題ないでしょう。さらに、公社債と投資信託などに2000万円強。その他というのは、おそらく滝川さんが生まれたフランスのほか、アメリカなど外貨建ての外国債が主だったものだと思います。もしそうであれば、円建ての日本国債以外でヘッジしつつ、さらに金利収入を得ていることになります。ボラティリティ(価格の変動)の高い株式の個別銘柄がないので、安全性を確保しながら少しずつ金利収入を積み上げていく、富裕層の理想のポートフォリオではないでしょうか」
それにしても、公開資産のみとはいえ、そのうちの約半分で日本国債を買っているところは、さすが「将来の首相候補」夫人と言われるだけのことはある。夫は自らの発言などで早速ボロが出始めているが、賢妻がいる限り、とりあえず小泉家の財政は盤石といえそうだ。