東大阪市内で大阪地検が護送していた車から大植良太郎被告(42)が逃走した事件で、大阪府の吉村洋文知事は11日、同様の事件が相次いでいることを念頭に、「非常にゆゆしき事態だ。重く受け止めてもらいたい」と大阪地検を厳しく批判した。府は近く再発防止を求め、大阪地検に要請文を送る。
吉村知事は、被告の保釈が認められるケースが増えていることが逃走事件の背景にあると指摘。収容や護送に検察事務官があたっていたことから、「検察事務官が身柄確保の専門ではないということをベースに今までとは違うやり方をしっかり考えてもらいたい」と述べ、抜本的な対策の見直しを求めた。
逃走後、自治体や報道機関への連絡に2時間以上かかったことについては「事実が発生次第、オープンにすべきだ。次にどういう犯罪が起きるか分からない。対応も取れない」と苦言を呈した。【津久井達】