萩生田文科相、問題あれば「再度試行テストも」…共通テスト記述式導入で

2020年度からの大学入学共通テストの国語と数学に導入される記述式問題について、萩生田文部科学相は12日の閣議後記者会見で、「問題があるとすれば、もう一度試行テストを行うことも選択肢には排除しない」と述べた。
記述式問題の採点は民間業者が行うが、受験生約50万人の解答を20日間程度で採点するため、アルバイトを含めて約1万人が作業にあたるなど公平性、正確性の確保が課題となっている。問題の難易度の調整などを目的にした大規模な共通テストの試行調査(プレテスト)は過去2回実施。今月11日からは大学入試センターが記述式問題の採点手順を確認する準備事業を始めており、その結果を受けて判断する。
また、萩生田文科相は「私見」と断った上で、アルバイトと正規職員がペアになり1次採点を行うことや、退職教員や入試センターの職員も採点作業に加わるといった案を示し、「業者任せではなく、質を高める方策を文科省として検討する」とも語った。
記述式問題を巡っては、受験生の自己採点と実際の得点にずれが出ることも課題となっている。実施中の準備事業では、高校生の自己採点は行われない予定だが、萩生田文科相は「高校の先生の声を集めて、試験後には採点基準を分かりやすく発表したい」とした。