新潟市西区で昨年5月、小学2年の女児=当時(7)=を殺害したとして、殺人などの罪に問われた小林遼被告(25)の裁判員裁判の公判が13日、新潟地裁(山崎威裁判長)であった。女児の父親が出廷し、「掛け替えのない娘だった。死刑とか生ぬるいことでは気持ちが治まらない」と心境を語った。
父親は事件当日の朝、仕事で女児より先に家を出たといい、「もう少ししっかり顔を見ておけば良かった」と涙ぐんだ。休日に鉄棒の練習を手伝ったり、家族で公園に行ったりしたと振り返り、「娘がいなくなってぽっかりと穴が開いたようで受け止められずにいる。普通の人生を送らせてあげたかった」と話した。
被告に対しては「許せない、憎いという次元でなく、言葉が見つからない」と非難。「思いとどまれなかったのか」などと訴えたが、小林被告はほとんど表情を変えなかった。
公判は22日に検察側の論告求刑があり、判決は12月4日に言い渡される予定。
[時事通信社]