高級フレンチの被災地支援チャリティーカレー シェフの身内も水害で被災 18回目

東京都内の老舗フレンチ3店がオリジナルのカレーを提供し、災害被災地を支援するイベント「第18回 東京グランメゾン チャリティーカレー」が17日、開かれる。
東日本大震災の被災地支援のために2011年5月から始まった。毎年春と秋の2回行われ、今回で18回目。熊本地震や西日本豪雨、北海道地震の被災地なども含め、これまでに約2762万円を寄付した。
銀座レカン(中央区)、アピシウス(千代田区)、シェ・イノ(中央区)の各店でオリジナルカレーを提供する。ドレスコードや年齢制限はなく、子ども連れでも1食1000円で気軽に高級店の味を楽しめることもあり、それぞれ数百人が列を作る人気イベントとなっている。
シェ・イノの古賀純二シェフは、母親と兄夫婦の自宅が今年7月に九州を襲った大雨で、次男の自宅が台風19号でそれぞれ浸水したが、チャリティーカレーに臨む気持ちは「今までと変わらない」と語る。母親と兄夫婦が住む家は、土地が低く、古賀さんが子どものころから何度か浸水したが、床上浸水は初めて。「送られてきた写真を見たときは、ぼうぜんとした。近隣の人が手伝ってくれて片付けが進み、現在は落ち着いていた」という。「被災を『追体験』する形となったが、人のつながりは大切な宝物だということを改めて感じた」と話す。
メニューは、銀座レカンが「かしわスープカレー のり塩パンと十六穀米」、アピシウスは「チキンカレー」、シェ・イノは「オマール海老のフォンカレー、キノコの詰め物をした鶏のクネル」を予定している。
当日は3店舗とも午前11時開始。整理券は、「シェ・イノ」で「銀座レカン」と合わせて2店分を同9時から、「アピシウス」は同9時半から配布する。整理券は1人1枚で、複数人で参加する場合は、全員が整理券を受け取る必要がある。
収益は被災地支援団体を通じて、熊本地震や台風19号などの被災地に届けられる。【米田堅持】