北海道、16日まで暴風雪に警戒 見通しきかぬ猛吹雪も 小中36校休校

北海道内は14日、寒冷前線の通過で強い冬型の気圧配置となり、16日にかけて日本海側を中心に暴風雪となる見通し。札幌管区気象台は見通しのまったくきかない猛吹雪や吹きだまりによる交通障害、高波に警戒するよう呼びかけている。
気象台によると、道内上空約1500メートルに氷点下15度以下の真冬並みの寒気が入り、気温が低下した。日本海側では16日にかけて降雪量が多くなり、湿った雪による電線への着雪で停電や農業施設の管理にも注意が必要としている。
15日午後6時からの24時間降雪量は、日本海側の多いところで50~70センチ。最大瞬間風速は、日本海側と太平洋側の陸上と海上、オホーツク海側の海上で35メートルと予想している。波の高さは日本海側で7メートル、太平洋側で6メートル、オホーツク海側で5メートルと予想しており、16日にかけて大しけの状態が続くという。
道によると、14日は室蘭市などを中心に小中学校など36校が臨時休校した。【三沢邦彦】