ブロックチェーンを活用した「顔の見える」マッチングみんな電力株式会社は、2019年11月13日、電力マッチングサービス『顔の見えるPtoP卒FITプラン』の提供を開始したと発表した。
同社は、エネルギー・イノベーション・ベンチャーを自認する企業。同サービスは、個人が発電した電力を好きな企業・団体に供給できるものであり、ブロックチェーンを活用した「顔の見える」マッチングを実現している。
自分が好きなところへ電気を供給することを可能にみんな電力は、「世界の電力市場に、選べる自由と楽しさを!」というコンセプトを掲げ、個人が自由に電力を販売できる社会の実現を目指している。『顔の見えるPtoP卒FITプラン』も、こうした同社の姿勢を示すものとして、提供が開始された。
いわゆる卒FIT後における余剰電力は、2023年度までに165万件・約670万kWに達すると予想されている。みんな電力はこの余剰電力を、単なる電力はなく、「新しい電気のあり方」を象徴するものと定義。電気の消費者でしかなかった個人が、自分が好きなところへ電気を供給することを可能にすべく、同サービスを開発している。
電力トレーサビリティ『ENECTION2.0』を活用みんな電力は創業以来、生産者の「顔の見える電力」を企業などへ供給してきた。この供給においては、ブロックチェーンを活用した電力トレーサビリティプラットフォーム『ENECTION2.0』も開発。『顔の見えるPtoP卒FITプラン』もまた、この『ENECTION2.0』を活用する形で展開される。
同サービスの申し込み受け付けは、2019年11月1日より開始されている。また同社は、京セラ株式会社と協力する形で、卒FITを迎える家庭への同サービスの周知も図っているという。
(画像はプレスリリースより)