福岡・太宰府死体遺棄 殺人容疑で同居2人を再逮捕

福岡県太宰府市の駐車場で乗用車内から全身にあざがある同市の無職、高畑(こうはた)瑠美さん(当時36歳)の遺体が見つかった事件で、福岡県警は14日、同居していたいずれも無職の山本美幸(40)と岸颯(つばさ)(24)の両被告=死体遺棄罪で起訴=を殺人容疑で再逮捕した。県警は高畑さんと2人の間に金銭トラブルがあったとみて調べている。
再逮捕容疑は共謀し、自宅で10月11~18日ごろ、高畑さんに殴る蹴るや棒状の道具で多数回殴る暴行を加えたうえ、19日にかけて殺意を持って棒状の道具で多数回殴打。死亡の危険性が高い状態だったが適切な治療を受けさせず、移動中の車内で外傷性ショックにより死亡させたとしている。
山本容疑者は「今回はすべて岸(容疑者)がやった。私は知らない。(暴行後も)元気だった」、岸容疑者は「暴行していない。動機がない。治療は山本(容疑者)に止められた」とそれぞれ容疑を否認している。
県警によると、高畑さんは暴行後に岸容疑者の車に乗せられた際は自力で歩ける状態だったが著しく衰弱しており、県警は両容疑者に死んでもかまわないとする「未必の故意」があったと判断した。
事件は10月20日午前6時15分ごろ、岸容疑者が太宰府市の駐車場から「車の中で女性の意識がない」と119番して発覚。後部座席で高畑さんが心肺停止状態で見つかり、その後死亡が確認された。【柿崎誠、平塚雄太】