田崎史郎氏「私ですら…」桜を見る会問題には辛口論評 読売・産経も…

総理大臣主催の「桜を見る会」について、政府は来2020年度分の中止を発表したが、その後も厳しい声が出ている。
中止発表は19年11月13日。15日付の新聞朝刊を見ても、安倍政権に批判的なことで知られる朝日新聞などだけでなく、読売新聞と産経新聞も1面コラムや社説で厳しい論調を展開している。安倍首相に「近い」ことで知られる政治ジャーナリストの田崎史郎氏も、安倍晋三首相自らが説明をしないと「ストンと胸に落ちない」と指摘している。
「反省しあるべき姿見直せ」
読売新聞(15日付朝刊)の1面コラム「編集手帳」は、「『桜を見る会』にげんなりする」として、内閣府が「今年の招待者の名簿」を廃棄したとしている点などについて、
と厳しく断じている。
産経新聞(同)の社説(主張)では、「反省しあるべき姿見直せ」の見出しで、「(来春の中止決定の)判断は妥当である」としつつ、
と求めた。名簿破棄にも「不透明さは否めなかった」と指摘、
として、
と提言した。
田崎氏「度が過ぎた。やりすぎ」
「桜を見る会」問題は、8日の参院予算員会での質疑を機に大きな注目を集め、テレビのワイドショーでも特集された。12日の「ひるおび!」(TBS系)に出演した政治ジャーナリスト(元時事通信解説委員長)で、安倍首相ら政権幹部との太いパイプを生かした情報を発信している田崎史郎氏は、安倍首相の後援会から約850人が参加したとされる点について、
と指摘し、
と続けた。スタジオでは小さな笑いが起き、MCの恵俊彰氏は「『私ですら』どうなんですか」と、田崎氏発言を繰り返していた。笑いが起きたのは、田崎氏と安倍政権の「近さ」はよく知られており、田崎氏に焦点を当てた毎日新聞夕刊(10月18日)の人もの記事では、
というくだりも出ていた。
その田崎氏も連日のワイドショー出演で、時おりは安倍政権に同情的だったり、批判に慎重だったりする姿勢を見せる一方で、先のような苦言も呈した。さらには、政府の対応を先取りするかのようなタイミングでの「予測」発言もあった。なお、自身への「桜を見る会」招待状は「毎年来てますよ」とのことだが、「でも行ったことない」そうだ(11月12日「ひるおび!」)。
同情的な発言としては、
などがあった。
首相が記者団に2回も戻って来て…
「苦言」は、先に紹介した他に、
といった具合だ。
「政権称賛」発言もあり、
としていた。
また、偶然かもしれないが、結果的に政府の動きを先取りしているかのようなタイミングでの発言もあった。13日午前の菅義偉官房長官の会見段階では「中止決定」の話は出ていなかったが、同日の「ひるおび!」で13時過ぎ、田崎氏は
と指摘。同日16時からの午後会見で菅長官は、来春の会の中止を発表した。また、14日の「羽鳥~」では
と感触を披露。翌15日、安倍首相は記者団に対し、「国会から求められれば、説明するのは当然だ」と述べた。それも、一旦は説明を終えて歩き出したが、記者の追加質問を受けて戻ってきてまた説明、という流れを2回も繰り返すという「珍しいシーン」(TBS系ニュースなど)対応を見せていた。さらに15日夜には、「桜を見る会」前日にあった自身の後援会の夕食会の費用負担について、夕食会を含め、旅費、宿泊費などすべて参加者の自己負担だったと説明した。