2000年12月に東京都世田谷区で宮沢みきおさん(当時44歳)の一家4人が殺害された事件で、警視庁と遺族側が事件現場となった宮沢さん方の取り壊しについて協議していることが同庁成城署捜査本部への取材で判明した。必要な証拠保全が終わり、今後の捜査には支障がないとしている。
捜査本部によると、宮沢さん方の土地は東京都が、建物は遺族が所有する。2階建ての住宅は築約30年が経過し、外壁は亀裂が入った状態。家屋倒壊の恐れもあり、14年から壁面は防護ネットで覆われている。
一方、捜査本部はすでに住宅に残された犯人の指紋やDNA型など証拠物の収集を終えた。屋内の様子は3D映像での再現もできるようになっている。
事件は00年12月31日午前、世田谷区上祖師谷3の宮沢さん方で、宮沢さんと妻泰子さん(当時41歳)、長女にいなさん(同8歳)、長男礼ちゃん(同6歳)の4人が殺害されているのが見つかった。現場の遺留品や血痕などの分析から、犯人は身長170センチ前後、血液型A型とみている。【山本佳孝、土江洋範】