横浜市神奈川区の踏切で京急線の快特列車がトラックと衝突、脱線した事故から一夜明けた6日、同線は一部区間が運休し、振り替え輸送を担うバスに長蛇の列ができた。通勤、通学客からは「少しでも早い復旧を」などの声が聞かれた。
脱線現場の区間を含む横浜―京急川崎間は始発から上下線が不通となり、横浜駅近くのバス停は大勢の利用客でごった返した。バスの運行会社によると、利用者は通常の3~4倍に上っているという。
京急線で羽田空港へ通勤するという女性会社員(35)=横浜市西区=は、普段より1時間半ほど早く家を出てバスを待ったという。「いつも乗る電車の事故でちょっと怖い。前方車両はやめた方がいいのかなと思った」と漏らした。
普段から京急線を利用するアルバイト加藤真奈さん(18)=横浜市金沢区=は「早めに復旧してほしい。乗っている電車で事故があった時に、脱出できる方法を調べておきたい」と語った。
通学で利用し、横浜駅で友人と待ち合わせていた高校2年の女子生徒(17)=同区=らによると、ダイヤが乱れ自宅の最寄り駅が普段より混雑していたという。女子生徒は「(利用する区間の)復旧が早くびっくりした」と話した。
[時事通信社]