実弾か「危険ごみ」から発見 スプレー缶などに混入

津市は5日、収集した「危険ごみ」に散弾銃の実弾らしきものが混入していたと発表した。任意提出を受けた津南署は火薬類取締法違反の疑いで調べている。
津市環境施設課によると混入していたのは散弾銃用の実弾とみられる薬きょう10発。4日午前に津市久居地域で収集した、スプレー缶や蛍光管などの危険ごみの中に混じっていた。搬入された津市リサイクルセンター(津市片田田中町)で、分別していた職員が見つけた。どの集積所で収集されたかは特定できていないという。
同署によると、実弾などを処理する場合は知事の許可を得て、銃砲店などで処理を依頼しなければならない。
津市では6月12日にも、安濃町地域で収集した危険ごみに散弾銃の実弾らしきものが5発含まれており、市はごみ集積所に出さないよう呼び掛けていた。【田中功一】