文化審議会(佐藤信会長)は15日、埼玉古墳群(埼玉県行田市)を特別史跡に、白保竿根田原洞穴遺跡(沖縄県石垣市)など15件を史跡に、それぞれ新たに指定するよう萩生田光一文部科学相に答申した。特別史跡の新指定は2017年の加曽利貝塚(千葉市)以来で、63件目となる。
このほか新たに成田氏庭園(青森県弘前市)など名勝4件の指定と、二ケ領用水(川崎市)など5件の登録記念物への登録も求めた。近く答申通り告示される。
埼玉古墳群は、5世紀末から7世紀初頭に築かれた。稲荷山古墳(墳丘長120メートル)など前方後円墳8基と大小の円墳から成り、地域の支配層の墓とされる。稲荷山古墳からは、115文字の銘文がある国宝の金錯銘鉄剣が出土した。
白保竿根田原洞穴遺跡は、多数の人骨を伴う旧石器時代の墓葬や墓域が国内で初めて発見された墓地遺跡。約2万7000年前の国内最古となる全身骨格の人骨は、あおむけで膝を折り曲げた姿勢で、岩陰に安置されたとされる。