平家の落人伝説が残る宮崎県椎葉村で11月8~10日、村最大のイベント「椎葉平家まつり」が開かれた。このまつりは1985年に始まり、期間中2万人以上の観光客らを集める行事として定着している。
大和絵巻を模した武者行列は、平家の落人の追討を命じられた那須大八郎が、落人の暮らしぶりをみて追討を断念。やがて平家の鶴富姫と恋に落ちるというストーリーだ。行列は源氏の武将に続いて、平家の姫たちが現れ、勇壮さと優雅さを観光客らは楽しんだ。
一方、同村では観光客の駐車場確保が大きな課題で、1000台程度が駐車できる臨時の河川敷駐車場を設けるため、9月ごろから河川敷を整地する。今年は台風の直撃は無かったが、毎年、天候に細心の注意を払いながら駐車場づくりに当たっているという。