大分市都町の雑居ビルの約10坪のバー「ベイビームーン」は「完全バリアフリー」の小さなバーだ。大分国際車いすマラソンでは、ここ数年ランナーらが集う。
バーはビルの入り口からエレベーター、店まで段差がない。トイレも車いす利用者が使いやすいように広々造られている。バーカウンターも車いす利用者が使いやすいように高さが調整されている。
オーナーの関元健二さん(48)が2004年に開店。「祖父が事故で片足が不自由になり、父が祖父を墓参りの度におぶっていた」ことがきっかけだった。
関元さんは「今後も健常者も、マラソンに参加する車いすランナーの方も楽しくお酒を楽しめる場所にしたい。ぜひ足を運んでほしい」と話す。営業は午後8時~午前3時。問い合わせは(097・538・1047)。【白川徹】