栃木県日光市の名勝・華厳の滝で16日、初のライトアップが始まった。漆黒の闇に音を立てて流れ落ちる滝が浮かび上がり、観光客たちは幻想的な景色に息をのんで見入っていた。23日までの午後5~7時。
華厳の滝は日本三名瀑(めいばく)に数えられ、中禅寺湖の水が高さ97メートルの岩壁を落ちる壮観が魅力。ライトアップは白色の発光ダイオード(LED)の投光器を使って、流れ落ちる姿を照らし出している。国道近くの県営無料観瀑台から観賞できる。
初日は観光関係者や地元住民らが出席して観瀑台付近で式典が行われた。日光二荒山神社の神職が安全祈願をした後、出席者がカウントダウンしてライトアップが始まった。
ライトアップは地元の観光業者らで組織する奥日光冬季活性化推進協議会が、紅葉シーズン後の閑散期の誘客策として企画した。滝を含む一帯は日光国立公園・特別地域のため、野生生物など生態系に配慮することで環境省から試行という形で許可を得た。生態系への影響を調べ、結果を分析して来年以降の実施を検討する。【花野井誠】