アイガモ農法の水田から…20羽が忽然と姿消す

アイガモを使ってコメ作りをしている農家のもとからアイガモ20羽が忽然(こつぜん)と姿を消しました。一体、何があったのでしょうか。

アイガモ農法でコメ作りをしている河島努さんには、ある悩みがありました。それは、肝心のアイガモが日を追うごとに居なくなってしまうのです。道路にはくっきりと足の形が残されていました。アイガモ農法とは有機農法の1つ。アイガモが雑草や害虫を駆除してくれるため、農薬をほとんど使わずにコメ作りができるのです。河島さんがカモ26羽を購入したのは田植え直後の6月でした。ところが、7月に4羽、8月は13日に8羽、15日にも8羽いなくなって現在、わずか6羽となってしまったのです。

田んぼの周りを電流が流れているワイヤで囲っていますが、効果はないといいます。5年前にアイガモ農法を始めたという河島さん。これまで延べ100羽近くが姿を消し、その都度、人の足跡も残されていました。アイガモは一体、どこへ行ってしまったのでしょうか…。河島さんは警察に被害届を提出。防犯カメラの設置を考えているということです。