埼玉県草加市の国指定名勝「おくのほそ道の風景地 草加松原」で立冬の8日、冬の到来を告げる「こも巻き」が行われた。松並木を害虫から守る伝統的な駆除法で、綾瀬川沿いに約1.5キロ続く遊歩道に並ぶ634本のクロマツに、地元の造園業者が手際よく「こも」と呼ばれるわら製のむしろを巻き付けた。
こも巻きは、マツの天敵であるマツクイムシやマツカレハといった害虫を寒い時期にこもに誘い込む駆除法。8日から数日かけて作業し、薬剤を使わずにマツを守る知恵で、春先にこもを取り外して害虫とともに丸ごと焼却処分する。
啓蟄(けいちつ)の来年3月5日ごろに「こも外し」を行う予定だ。