和歌山市で19日、ビル屋上の工事現場から鉄パイプが落下し男性が死亡した事故で、警察は現場の工事を請け負った業者を捜索した。
業務上過失致死の疑いで家宅捜索を受けたのは、工事の元請け業者と下請け業者の2社。19日、和歌山市のビル屋上の工事現場から落下した約5キロの鉄パイプが板垣智之さんの頭を直撃し、その後、板垣さんは死亡した。
警察などによると、工事業者がビル屋上の看板の補修工事を終えて足場を撤去していたところ、作業員が誤って鉄パイプを落としたとみられる。
今月15日にも鉄パイプが落下する事故が起き、工事業者がビルの管理者に落下防止のネットとロープでの安全対策を示し、工事が再開したばかりだった。