新潟・女児殺害 被告に死刑求刑 新潟地裁

新潟市西区で昨年5月、下校中の小学2年の女児(当時7歳)を殺害し線路に遺体を遺棄したなどとして、殺人や強制わいせつ致死など七つの罪に問われた小林遼(はるか)被告(25)に対する裁判員裁判の論告求刑公判が22日、新潟地裁であり、検察側は死刑を求刑した。検察官は「まれに見る悪逆非道な犯行」などと指摘し、被害者が1人であっても「死刑を回避すべき事情とはならない」と述べた。
起訴状などによると、小林被告は下校途中の女児に軽乗用車をぶつけ、車内でわいせつな行為をした後、手で首を絞めて殺害した。JR越後線小針駅近くの線路に遺棄し、列車にひかせて遺体を損壊するなどしたとされる。これに対し弁護側は、被告が女児の首を絞めたことは認めたものの、「静かにしてもらうため」だったと殺意を否認し、傷害致死罪の適用を主張した。わいせつ行為もなかった、などとした。
検察側はこの日の公判で、被告がわいせつ目的で女児を略取して殺し、遺体を線路に遺棄・損壊したことを挙げ、「生命軽視の度合いは甚だしく大きい」などと指摘した。被告が、捜査段階でいったんわいせつ行為を認めた供述を、公判で覆している点についても「自己保身ばかりで、反省の態度がない」と述べた。【北村秀徳】