鳥取県立鳥取中央育英高(北栄町)の50歳代の男性教諭が生徒の足元に千枚通しを投げつけたなどとして、県教委が9月24日付で文書訓告処分にしていたことがわかった。生徒にけがはなかった。県教委は「懲戒処分ではない」との理由から、公表していなかった。
県教委教育人材開発課によると、この教諭は7月3日、校内の柔剣道場で文化祭の準備をしていた。その際、床に投げつけたパネル制作用の千枚通しが、近くにいた生徒の足から20センチほどの場所に刺さった。同月9日には、校内でクッキーを食べていた別の生徒の頬に、右拳を押し当てた。
県教委の聞き取りに対して教諭は、複数の生徒から相次いでパネルの制作方法などを質問され、いらだちを覚えて千枚通しを投げたと説明したという。「生徒を狙ったわけではない」と主張し、生徒にも謝罪していることなどから、県教委は「懲戒処分には相当しない」と判断したという。
学校側は今月21日に全校集会を開き、全校生徒に事情を説明した。
これとは別に、県教委が30歳代の女性の事務局職員を、9月11日付で口頭での厳重注意処分としていたこともわかった。
県教委によると、昨年10月に県西部で開かれた幼稚園教諭らの研修会で、参加者の財布から現金数万円が盗まれた。この職員は県教委に対して、「警察の取り調べで関与を認めたが、やっていない」という趣旨の説明をしたという。県教委は「混乱を招いた」などの理由で処分した。