足立区職員を収賄容疑で逮捕 小・中学校改修工事巡り業者に便宜 警視庁

東京都足立区立小・中学校改修工事を巡り、業者に便宜を図ったとして、警視庁捜査2課は22日、同区教育委員会学校施設課主事、原田宜寛容疑者(34)=同区綾瀬=を収賄容疑で逮捕した。見返りに原田容疑者宅の工事を無料で行ったとして、同区の建設会社「一新建設」専務、山崎孝一容疑者(57)=同区竹の塚=を贈賄容疑で逮捕した。ともに「間違いありません」と容疑を認めている。
逮捕容疑は2018年3月、区立小・中学校の床や天井などの改修工事に関する随意契約数件を一新建設に受注させる便宜を図る見返りに、自宅の外構工事(代金約93万円相当)を無料で行わせたとしている。
区などによると、原田容疑者は建設関係の民間会社を経て、15年4月に建築職として採用された。学校施設課の主事として、区立学校の改修工事などに関する随意契約を起案する権限があった。
捜査関係者によると、昨年1月ごろ、原田容疑者が自宅の工事を見積もったところ、百数十万円かかることが分かり、山崎容疑者に安く工事を請け負えないか相談。山崎容疑者は工事後、代金を受け取らなかったという。
一新建設は今年6月、区立中の理科室の床を改修する工事を約490万円で受注しており、同課は原田容疑者が便宜を図ったとみている。5月下旬、区から原田容疑者と業者の癒着を疑う相談があり、同課が捜査していた。【佐久間一輝】