11月に発生した台風としては、28年ぶりに5個目となった台風27号は、まもなく沖縄県の石垣島に接近し、今夜には宮古島付近に到達する見通しだ。八重山や宮古島では海は大しけが続き、あすにかけて警報級の大雨となるおそれがある。
気象庁によると、22日午前9時現在、台風27号は石垣島から190キロほど南の海上を、時速15キロで北上している。中心気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速35メートルで、強風域を伴っている。
今夜9時には勢力を弱めて、宮古島付近に到達する見込みだが、このときの最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルと予想される。その後、東シナ海で熱帯低気圧に変わってからも北上を続け、あす23日朝には久米島の西方沖に近づくと予想される。
接近する台風の影響で、沖縄地方では、あすにかけて大しけが続く見通しで、波の高さは最大で6メートルに達するおそれがある。
また風も強く、八重山や宮古島では最大瞬間風速30メートルの強風が吹くおそれもあるほか、沖縄本島や大東島でもあすにかけて強風が続くため、十分に注意してほしい。
さらに、台風本体から流れ込む湿った空気と前線の影響で、先島諸島と沖縄本島では23日にかけて多いところで1時間に40ミリの激しい雨が降る見込みで、土砂災害や浸水、河川の増水に十分な注意が必要だ。
23日午前6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多いところで、宮古島で150ミリ、沖縄本島と石垣島で100ミリと警報級の大雨になるおそれがあることから、野外で活動する際には、急速に発達する積乱雲や雷雲、竜巻などの激しい突風に注意して、安全確保に努めてほしい。