全国大会出場経験もある大分県日出町の小学生女子バレーボールチームで50代の男性監督が選手の女児に体罰をした問題で、同町教育委員会が事務局を務める町スポーツ少年団(本部長・堀仁一郎教育長)は22日、監督の体罰を認定し、活動停止6カ月の処分を出した。この問題を巡っては、県小学生バレーボール連盟が被害者の話を聴かずに「体罰なし」として処分を見送っており、判断が食い違った形だ。
活動停止処分は、県小連の処分とは独立しており、県小連が「体罰なし」としたものの、女児に体罰をした監督は、公式試合での監督活動や、練習中の指導ができなくなる。
関係者によると、チームの女児は、6月の練習中に、夜のグラウンドを走らされ、頭を平手打ちにされたと関係者を通じて訴えていた。7月に事態を把握した町スポーツ少年団は、被害者の保護者に女児が暴力を受けた経緯や、監督の言い分などを聴取。その上で、この日午後7時から臨時の役員会を開催し、監督への処分について検討した。
その結果、「被害者はけがを負うほどではなかったものの、体への不法な攻撃を受け、危害を及ぼされた」として活動停止6カ月と判断した。
臨時の役員会後、岡野修二・町教委文化・スポーツ振興課長は「程度がどうあれ、子供をたたいた事実があり、体罰と判断せざるをえない」と話した。
この問題を巡っては、県小連が10月、被害者側の話を聴かずに監督の言い分を基に「体罰なし」と認定。日本小学生バレーボール連盟が県小連に再調査を求めている。【田畠広景、河慧琳】