京都産業大の所功氏に「日本学賞」=即位研究での実績評価

日本学基金は23日、天皇の即位や儀式などの研究で優れた実績を収めたとして、京都産業大の所功名誉教授(日本法制文化史)に「第7回日本学賞」を授与した。
所氏は、明治、大正、昭和の天皇即位と儀式に関する「近代大礼関係の基本史料集成」を執筆、昨年出版された。この日、東京都内で行われた贈呈式では、記念講演を行い、「人がやらないことを研究した結果、評価していただいた」と述べた。
日本学賞は、日本文化の優れた研究を対象としており、賞金は100万円。同基金の理事長は、元号「令和」の考案者で、日本文学者の中西進氏が務めている。