「光秀の妻の地」陶器やお菓子でPR 岐阜・土岐の大河ドラマ推進協議会が土産物発表

11月22日は「いい夫婦の日」。岐阜県土岐市大河ドラマ「麒麟がくる」活用推進協議会(会長・加藤淳司市長)は22日、戦国武将・明智光秀が主人公のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(来年放送予定)を観光振興につなげようと、光秀とその妻の夫婦愛伝承にちなみ、美濃焼の夫婦茶わんや夫婦湯飲みなど土産品計92点を発表した。陶磁器生産日本一の市が市観光協会と連携した大河ドラマ関連土産品の第2弾。
光秀の妻は江戸時代の古文書に、現在の市南部を本拠地とした妻木一族の「妻木範熙の女」として出てくるが、名前の記録はない。しかし、歴史小説に「熙子(ひろこ)」として登場し、大河ドラマでも「熙子」として配役されたことから、協議会も連動して「熙子商店」と銘打ち、光秀の妻に特化した土産品を販売していく。
土産品は、33社による美濃焼の陶磁器が計133点。菓子やアクセサリーなど市観光協会推奨品は計20点。大半の品は来月1日から市内のテラスゲート土岐・まちゆい内「土岐たび案内所」や道の駅などで扱う。
市観光協会の土本大会長(71)は「女性を前面に出したお土産品で、光秀の妻の地をPRしていきたい」と話した。【立松勝】