11月22日は、語呂合わせで「いい夫婦の日」。京都府福知山市内で次々と増える明智光秀が話す自動販売機に、この日から隠しフレーズで「ひろこどの……」と語りかけるものが登場した。側室をもたず正室の熙(ひろ)子と二人三脚で歩んだ光秀の愛妻ぶりにあやかってもらおうと、市が発案。「けんかしても、仲直りのスイッチになるかも」と、利用者が増えることを期待している。【佐藤孝治】
自販機は、光秀のオリジナルイラストがラッピングされ、お金を入れると「明智光秀ここに見参」などとプロの声優による音声が流れる。ユニークなアイデアが反響を呼び、これまでに市や民間事業者が市内6カ所に設置した。
投入するお金が足りないときに光秀が語る設定の隠しフレーズもあり、福知山城本丸広場の自販機は万感の思いを込めて「のぶながぁぁぁ」と叫ぶ。新たなフレーズが入れられたのは福知山駅北口の観光案内所にある。
22日は福知山観光協会のイメージキャラクター「光秀くんとひろこさん」が“いい夫婦”を代表して体験。お金が足りず、ショックを受けたように「ひろこどの……」という声が流れてきた。