電器店主が休耕地活用 ブルーベリーワインが評判に

福岡県八女市内で電器店と音楽教室を経営する入部巧さん(70)とゆみこさん(69)夫婦が、本業の傍ら筑後市鶴田の畑で栽培しているブルーベリーを使った「船小屋ブルーベリーワイン」が評判になっている。今年も夏に収穫した実を醸造所に委託した新酒ができあがり、24日午後2時から音楽の生演奏を聞きながら「ブルーベリー・ヌーボー」を味わう試飲会を開く。
筑後市は巧さんの出生地。専業農家の親から田畑を譲り受けたものの、本業の電器店と音楽教室が忙しく、農業を継ぐことは難しかった。水田は他の専業農家に貸したものの、残った約30アールの畑の使い道に困った。強度の近視である巧さんの体を心配したゆみこさんが「目にいいので育ててみれば」とブルーベリーの栽培を勧め、5~6本の木を植えたところ、実をつけた。
夫婦は2011年から本格的に栽培を始めた。本業に支障がでないよう、早起きをして畑に向かい、今では13種類約380本を育てている。今年も7~8月に摘み取った実を久留米市田主丸町のワイン工場に持ち込み醸造を依頼、このほど新酒ができあがった。今年も例年通り、ワイン(アルコール度8%、500ミリリットル)約80本、酢(500ミリリットル)約120本をつくった。JAの農産物直売所「よらん野」(筑後市前津)と、川の駅「船小屋恋ぼたる」(同市尾島)で12月から販売する。ゆみこさんは「やや甘口で、いい実だけを選んでいるので雑味がなくおいしい」と話す。
24日は鶴田429の1の入部さん宅が会場で、近くに臨時駐車場を設ける。コカリナ演奏を聞きながらワインを試飲する。軽食付き。参加料は大人1200円、高校生以下700円。当日はワイン(通常価格1890円)、酢(同1750円)をいずれも1500円で販売する。事前に事務局(0943・22・4319)に申し込む。【江刺正嘉】