氷河期採用の合格者「責任感じる」 兵庫・宝塚市

就職氷河期世代を対象にした兵庫県宝塚市の正規職員採用試験の合格者が25日、同市役所で会見した。高倍率の中、内定にたどりついただけに、「(他の受験者を思うと)責任を感じている。仕事が認められるように頑張る」などと誓った。
同市は、バブル経済崩壊後、厳しい就職状況に見舞われた30代後半~40代前半の氷河期世代の正規職員採用に踏みきり、9月の1次試験は1635人が受験。面接などを経て最終的に4人が合格した。
この日会見したのは、宝塚市の女性(45)と神戸市の男性(44)、中国地方の女性(40)の3人。
いずれもかつて就職活動で多数の企業に履歴書を送りながら、希望がかなわず転職を繰り返し、アルバイトや契約社員などの非正規雇用が続いてきたという。3人はそうした過去を「努力の方向が分からなくなった」「今まで次のチャンスがなくてつらかった」「突然、解職される不安がつきまとっていた」などと振り返った。
正式採用は来年1月1日付だが、宝塚市の女性は「(同年代の職員とは)20年以上のキャリアの違いがあるだけに、役に立てるよう考えて仕事をしたい」と強調。神戸市の男性は「これまで苦労してきたことが今につながった。市民と対話しながら問題を解決できるよう頑張りたい」とし、中国地方の女性も「今までも接客で親身になって仕事をしてきた経験がある。市民と触れ合える仕事がしたい」などと意欲を語った。