フランシスコ・ローマ教皇が25日、東京ドームで開いたミサに、静岡県で1966年に一家4人が殺害された「袴田事件」で死刑が確定し、再審請求中の袴田巌さん(83)も出席した。ミサの後、袴田さんらが記者会見して明らかにした。ローマ教皇と言葉を交わすことはなかったという。
袴田さんは、日本カトリック司教協議会の招待を受け、姉秀子さん(86)と列席した。会場前方に座り、教皇が近くを通ると旗を振った。
袴田さんは死刑確定後の84年12月、拘置所でカトリックの洗礼を受けた。支援者が教皇側に袴田さんとの面会を働き掛け、昨年10月には、バチカンを訪問した日弁連関係者が弁護団の親書を教皇側に手渡したという。