名古屋市で23日まで開かれた20カ国・地域(G20)外相会議の警備対策の重要文書を、愛知県警の担当幹部が紛失していたことが25日、関係者への取材で分かった。要人の行動などに触れる内容もあったとみられ、見つかっていないという。
県警関係者によると、紛失したのは警察署の50代の警備課長。10月29日に県警本部で行われた外相会議警備の全体会議に出席し、配布された重要文書を持って帰宅途中に飲酒して泥酔。かばんごと地下鉄車内に置き忘れたという。
県警は、文書に県民の個人情報が含まれていないなどの理由で紛失を公表していない。今後、調査し、警備課長の処分を検討するとみられる。
県警の中村振一郎警備部長は「文書を紛失したことは遺憾。事実関係の調査を踏まえてしっかり対応したい」と話している。